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自臨伝(20)高い山もひとつかみの土を積んだもの

 「山の高きといえども一撮(いっさつ)の土を積むなり」幣帚自臨伝 巻二 剣術目録序(けんじゅつもくろくじょ)
・山が高いといってもひとつかみの土を積んだものである。

  山が高いといってもひとつかみの土を積んだものです。海が深いといってもわずかの水が溜まったものです。ですから、少しの物を捨てない事こそ莫大なものを作り出す基礎なのです。取り敢えずのことだとして粗略にするから、粗略なものが積み重なって、結局は粗略なものしかできないのです。もし最初から丁寧に結果を出すようにすれば、準備は万全になりやり残すことがありません。

 修練を尽くせば急なことにも対応できて、普通の時も緊急の時も特別に行いに差はありません。それは、慣れた道を通る者には、夜も昼も変わりないのと同じです。敵も味方も同じ人間で同じように生を好みます。ですから姿勢を正して殺す素ぶりを見せず、本心から相手を生かそうとする気持ちを示せば、敵となって刃向かって来る者はいません。敵も殺さず、味方も殺さず、ただ人が争う原因を殺すことが本当の武道です。
(提供;和田雄治 , Costantino Brandozzi, Rennis Buchner)

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