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自臨伝(5)刀について、本来長さの定めはない

大小刀は素より寸尺の定めなし(幣帚自臨伝 巻一 当流居合片刃寸尺)
・大刀小刀については、本来長さの定めはない。

 刀の長さについては本来決まりはありません。その人の大小長短、体格にしたがって適ったものを用いれば結構です。鍔は拳をおおうものが良いわけで、それゆえに丸い形のものが適当といえます。
道歌に「己をば屈め、刀のみは反らせ。行作は角に鍔は円(まろ)かれ」(身体は屈め、刀だけは反らせ伸ばせ。動きには角を作り鍔は丸いのがよい)とあります。「動きには角(かく)を作り」とは、敵の攻撃を受ける時には三角の角(かど)で受けることをいいます。

  江戸時代の男性の身長は、日本の歴史の中で最も低く155157cmと推定されています。この時代の一般的な刀の寸法は二尺三寸~三寸五分(70.671.2 cm)ともいわれていますが、伯耆流居合に用いられた「肥後拵え」の刀は、二尺一寸五分(65.1 cm)程度と短いものが多く残っています。これは、居合は片手で切り込むので両手で切り込むより八~九寸(24.227.2 cm)くらい切先が伸びること、短い刀は速く刀を抜くことができることから、一瞬に勝負を決める居合には有利であるためと云われています。現代では、鞘引きの訓練のため、当時よりは長い刀を好む傾向にあるようです。
(提供;和田雄治 , Costantino Brandozzi, Rennis Buchner)

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